★★★攻殻機動隊
オペ子はポニーテールかわいい、必要最低限のAIが搭載されたバックアップ用の女性型アンドロイド。
目覚めや誕生から書き始めなくて良い。〜らしい、〜ようだを沢山書くのは物語に入りづらくなる。択捉から日本に侵入
する時点で書いたり、日々日常を過ごして2話目にて笑い男を始まらせるのが良い。物語を加速するとよい。

○第二案
『過負荷オペ子に耐久度を!』



1.

「う、うーん。ぐぁ・・」

ギリギリと歯車はないはずの両手が固まったオイルにさしたように、上げて背を伸ばすと思わずあげてしまう情けない声。それがなんか色っぽくて憂鬱になる。
機械の体だからこそ一瞬足りとも目を離せなかった徹夜の仕事、終わって羽伸ばしたかった。
情報の洪水と言ってよい数字の羅列、その処理に電子頭脳がオーバーヒートしなかったかわりに時間がかかっていた。耐久性の問題があるわけないのに人だった頃の感覚なのか眩しい太陽光に痛むかんじの視覚素子。ああぅ・・目が、閉じたら開けないんじゃない?この疲労感。

「疲れたよー。ううぅん、居眠りしたいー」

目元をほぐそうして通路向こうからやって来た人影に手を止めた、こんなに爽やかな朝なのに出会ってしまうとは運が悪い。
草薙少佐、もっとも電子生命体に近い人類。そして物語の主人公。

「・・っ、平常心。平常心。と」

通りすぎてはくれないようだ、じーっと見られてる。
この二足歩行の野生獣とは正面で目を合わせてはいけないのだ、第六感が警鐘鳴りっぱなしです。普段から避けているつもりなんだけど・・・なんでオペ子を見分けれるのだろう?オペレーターの中身だよ?やっぱ私ってゴーストなの?

「おはよう。ちゃんとレストアしたのよね、あなた」
「おはようございます。はい、該当部の故障は修復されましたが何か御用でしょうか?」
「おい素子、ちょっといーか。午後オヤジと防衛局行くんだが」

おやバトーさん丁度いいところに、後は頼みます。

「朝から顔合わせるなんて昨夜の事件の処理は済んでいるの?バトー。それと課長もいるなら・・そうね。イシカワと、あら居ない?」

二人を置いてサッと逃げる。
・・・苦手なんだよねゴーストが囁く人は。
トグサさんも何だかんだ言って観察されてる気がするし。

「トグサさん家庭持ちの新人なんだけど六課じゃ少佐の次に要注意ですね。ふ、ふぁぁ・・眠いなぁ、機械の身体なのに」

化粧室で顔を洗い整えているとピョコンとはねた髪が一房、癖のついたアホ毛みたいになっていた。しかめ顔で直すアンドロイド。これがわたしだ。

今のわたし。

いつの間にかあった記憶、記録がこの身体に存在していたことは不便だとも思う。しかし消えたくはない、六課に待ち受ける運命では何度かオペ子が犠牲になっているのだ。たしか笑い男事件では権力闘争でビル爆破は避難できてたかな?第二幕の合田一人がプロデュースする国家的陰謀事件はヘリ操縦してて自爆テロに巻き込まれたオペ子がいたはず、嫌だなぁ。

「やだなぁ、転職・・・できないかな?内務省みたいな無害なとこに」

事故ではないと思う、老衰でもないと思う。
死んだ記憶がないのが気になっている。
そしてたぶん男だった気がするんだよね、攻殻機動隊というアニメ映画を知っている世界の外側に生きていたはずの私。
そもそもどういう現象なのだろう?憑依って、オペ子は機械の体だから付喪神と考えるべきなのかな?

鏡を見る日課を終えて、腕時計を見る。
08:53

時刻を知るには6課の内部回線で確認するほうが楽だけど、人間らしい仕草のため腕時計をしている。この時計は支給品だが洒落たものでそこそこ良い物だし気に入ってた。うーん、しばらく仮眠程度はできる勤務シフトだけど、この通路を通るか迷ってしまう。近道できるけどタチコマたちと出会ってしまったら、捕獲されて遊ばれ寝れないかもしれない、彼らの禅問答につきあえる人材がオペ子の中にいると理解されてしまっているのだ。

「おはようございます」
「おっ、おはよー。珍しいね」
「だれー?なんだオペレーターさんかぁ」
「おはよー」
「こんな時間になんのようなのー」

体をよじ登られたりはしないが、やんちゃな子供にまとわりつかれる気分である。
たいへん危険な最前線に遊びにいく感覚で行けるのはちょっと羨ましい。

「装備チェックは昨日したばかりだよね」
「じゃ、この前帰ってきたオペレーターさんなの?」
「そうみたい、髪が整えてないし」
「だらしないー」
スカート引っ張んな。
「し、失礼なっ。仕事明けで仕方ないんです。貴方達だってオーバーホールまでとは言わないけど磨耗したらラボ送りで分解されて解析されるでしょ、私はこれから休憩です」
「そうなの?僕たちは思考する戦車だからよくわからないけど支給されてる制服って予備あるでしょ」
「お、ここに居たか」

イシカワだ・・・う、うぁ・・まさかね。わたし別機体ですヨ。あなた専用のアンドロイドちゃうねん。

「剣菱重工のコレを午後までに頼むわ」
「・・・・・はい。わかりました」

マシンオイルがこぼれちゃう、だって私アンドロイドだもん。メンテナンス時間が削られたって仕事のために稼働する健気な機械。耐久性は抜群の軍使用に改造されて帰ってきたのが運の尽きか・・・。
『信頼のポセイドンがサポートする未来を、官公庁にあわせた様々なタイプを用意しております。』とかパンフレットに書かれている気がする。

「今、変なCMとかPVが頭のなかに流れた気がする、それとも六課に納入された時の営業挨拶だったっけ」

変な思考をしてしまうのは私が2徹目だからかな、それともイシカワの野郎に自主的連続稼働耐久テストさせられているから?職場が超絶ブラックだった件。
死ねる、義体的な意味で。あ、違うか私は完全に機械の身体持つアンドロイドだった。スペックで言うとですね7日連続稼働は出来るらしいのです、ただし私の精神が持たない。それでレストアされたばかりなのに。

「お前は調子がいいな。これとこれも頼む」
「・・・はい。とほほ今夜も眠れないのか」
「・・・」
なんか見られてる?
「なんでしょう?本日中には出来ませんが始めてもよろしいでしょうか」
「別になんでもない。それでいい」



2.

「どこなんですか?」
「さぁどこでしょーか」
「・・・かくれんぼなんて教えるんじゃなかった」

本日はオフだったので予定が無いと言ってしまった昨日の私なんか死ねばいいのに。タチコマとビルの内部、どこか知らない場所に暇つぶしで遊び好きのタチコマに連れられていた。オペ子の共通データベースにないだけでセキリュティでアクセス出来ないやばい所・・・ではないはず。
しばらくしてようやく遊びをやめた彼らから開放されたが、人型で通れるところを探しつつ出口を求めた。

「ここはどこなの?」

通路の壁にあったメンテナンスのためのボックスは空で首につないでアクセスできるコードは無かった。本当に変な所に来てしまったらしい。制服を汚しつつ部屋の空調ダクトを進むこと数分。

「・・・・、・・・っ」
「・、。」
「・・・・・・、し・・・・・ぁ、・・・・」

ようやく出られそう。
聞こえた声、六課のみなさんで会議を開いているようだった。
迷ってましたと入室しちゃまずい気が、聞いちゃ、まずい気がする。

「立ち入り禁止区域、迷うオペ子とか無いよねー・・あぁ憂鬱、高性能なマイクで聞こえちゃうし」

仕事もないのに徘徊してるオペ子、まだこいつ壊れてたとか思われたくない。どじっこ属性を披露するつもりだってない。
面倒だけど引き返し他の通路を行こうとした、でも話されてるのは自分のことようだ。そういうのは本人のいないところでしてください。ますますヤバイ気がする。

「いくつかのパーツは交換したらしいが、AIはベーシックモデルの系統で性能も大して変わらないそうだ」
報告するイシカワ、その端末を覗き込む数人はデータを目で追う。
「怪しいのよ」
「まーな、修理から戻ってきたらアレだもんな」
「少佐、あのオペレーターだけ汚染されてると?」
「組織か個人かわからないけど、配置わずか数日でボロを出すのもおかしいし」

考え込む少佐。
話し合うボーマにイシカワ、彼らとは話す機会も多いので疑われてるのは知ってた。

「休憩所で停止してたと思ったが、あれは眠っていたのか?」
「妙に人間っぽくなった」
「タチコマたちのように修理のついでに改良の味付けというには個性が強いな、仕事には・・・他のオペレーターに言っちゃ悪いがあいつは柔軟な対応ができて助かってるんだが」
「もしかして、やけに近くに来る奴か?」
「そう、それね」
「そうか、お前もか。話をするときにパーソナルスペースぴったりに話すオペレーターがいるけどそいつなのか」
「ウィルス、スパイやクラッカーじゃないのはほぼ確定だと思うわ、変な行動してないか観察は継続するわ」
「賛成だ」
「俺も、じろじろ見るつもりはないが」
「あんたたち・・・」
「素子から距離とるのは仕方ないぜ単純に怖いからな」
「バトー、それは言いすぎだ」

はっははっはは、笑う皆様。人懐っこいのは前世の人格というか癖なのです、耳が悪いわけじゃないのよ。距離感ですか、盲点だったなぁ。

「目つけられすぎ、やばいかな・・・壁越しの私に聞かせてるとかないのよね?私のポンコツな体よガクブルするな・・・軍事仕様義体の六課の皆様に聞こえるから」

聞き耳立ててると少佐が様子見を決定した。ホッとする、ここにいると知れたら飛びかかられ襲われて制圧、パーツまで解析行きに違いないはずだ。・・・こえー。

「ひとりだけ稼働率が良かったり悪かったり、幅が大きいだけならオペレーター使う課長に文句言って」




「タチコマと遊べるのはあなただけよ。他の子たちだとすぐに落ちるわ」





「またレストア?多くない?アンドロイドって職場」
外出は危険な現場もあるが荒巻装備公安9課の入るビル周辺から自由に出歩けないので抜け出して
この機会に行きたいところがあった。

思い出の預り所。ここほど夢と現が交わる場所はない、素子の義体があったように誰かに会えるかもしれない。キィ・・カチャ、店に辿りつけた。ということは期待した出来事が発生する。

「残念ね。店じまいなの」
「そうですか、ここには私の記憶があると思ったんですが」
「ごめんなさいね。ここにはあなたの記憶は預けられていないわ、まっさらな生まれたばかりのようなあなたがここに来れるのは不思議ねぇ」

困った。
本当にわからないらしい、そうすると手がかりは途切れたことになる。もしくは草薙素子の物語に本格介入して自分以外の異物を探すしかない。危険だがどの道笑い男と合田が動くまでに手を打たないと。

「見られた?そんなはずないって、雑踏だしこの場所に来るにはエピソードが足りないんだから・・・大丈夫だよね?」

帰り道、オフではないはずの第一級危険人物が街を歩いていた。捜査中なのかもしれない。それでもバッタリ会う確率は低いはずなのに。

「思い切ってコレで」

自分がアンドロイドであることをいいことに地下鉄の職員用通路にハッキング、映像を偽造して最短ルートで施設に向かった。




「撒かれた?少佐がかよ!幽霊でも見たんじゃねえか今どき買い物するアンドロイドだって珍しくもない」
「違うわ見かけただけよ。あの時は尾行してた相手がいたから気にかけなかったけど、あとで調べてみると同型のアンドロイドの出荷先はすべて稼働中。うちのレストア時期に散歩してるのを見かけるとなると」
「あいつだけか」

イシカワがパネルを捜査、6課の仕事場が映される画面の中に他の女性型アンドロイドと一人だけ違う毛色の存在。少し髪のまとめ方、位置がいい加減なのがいる。

「タチコマじゃねぇんだからそこまでの並列化、自立性はないだろう?せいぜい噂話するぐらいの違いだろ」
「こういうのは施設に問い合わせるのが正解だが、俺が調べたところ異常はなかった」
「空振りか、まぁうちがメンテ依頼するような所に不備があったら困りますし」
考えこむ草薙素子
「・・・でもあの時間、あの場所にいなかったはずなのよ。記録にもない」
「改竄ですか?それを彼女がしたと?」
「」














○第一案
『人形使いに転生しちゃいました』

2021年、ロクス・ソルス社(製造)1991年に返還、極東最大の情報集約型都市として飛躍的発展。主権があいまいに。
製造。逃亡した先が横流し密輸のための車両だった為、ガクブルしていたがマフィアがドンパチした隙に身を隠した。

どうにかこの狂った時代から逃げたかったし、まだここが攻殻機動隊の舞台とは知らずにいた。
単純にタイムスリップだと思っていた。「?」

高性能義体だったので生身の人間だと錯覚していたし浮浪者の多い都市(択捉)なので、保身のため綺麗な服装もしないほう
が良いのだとお風呂も我慢した。もっとも、女性の体なんて未知よりもあのロボット工場の恐怖が残っていて、自分もロボ
だと確認したくなかったからなのだが。心身の不一致は気にしなかった。
↓↓↓↓
択捉◆ヨシフラヤカモト(買い手)名前のみ拝借、レモンケーキの仲介(用心深いクロルデン、佐川電子の裏帳簿)
北端特務ジャブロフ、加賀崎、佐川電子に入り込み情報を得た。
22-23年の時間で全力で罠にかけていった。
例えば、A-SIA(えーしあ)とYES(えんゆーろどる)、YESが有名無実化することが分かっているので儲けさせてもらった。
それともうひとつ、目を付けていた数学者に融資しておく。
あとは、現実から事件を輸入したり幽霊会社設立メディカルメカニカ
公家眉や隈取り、超古代文明や未来科学のファッションは面白いと思いつつ
2024年に大戦が終結するので足を洗ってぬるま湯の日本で生活するつもりで黄緑色とショッキングピンク色の
ぬいぐるみ、マーボーとそのツマ(MAHBOHtosonoTUMA)マスコットに変装して脱出した。
↓↓↓↓
日本国内◆やくざ(下働き)と情報屋。オペ子たちに特化したハックを生業にしていたが素子と出会ってしまう。
何体かのオペ子を囮とした、そのうちに義体性能をフルに発揮して山中の県境を越えようとしたが、ヘリを使ってまで
追いかけてきたのは誤算だった。「嘘だよね。なんで軍隊が!?う、うああああああっ!はぅ」
すぐに気絶し捕獲された。「あら?高性能義体のくせにちょっとは抵抗しなさいよ」
「こいつはどうやら流れの電賊らしい。不思議なのはこれほどの義体持ちでありながら
ゴーストハックではなく自ら直接動いていたことと、ネットではまったく無名だということだ。改竄能力は高かったようだ」
↓↓↓↓
トグサ「それで、希望したのが内務省?あんなとこじゃ彼女が活躍できる仕事ないんじゃ」
公安9課にオペ子として一時居たが荒事は苦手と言っていた。
「あの腕を腐らせるだけよね。わたしは割りに合わない司法取引だと思うけど、でもあの子にはちょうどいいわよ。
準備だけは周到だけど現場ではからきしなんだもの」
「少佐との追いかけっこがトラウマになったんじゃねぇか」
「失礼ね。ああいうのは元レンジャーのあなたの方が得意でしょう、バトーが追跡してたらショック死してたわよ彼女。
実際とんでもなく臆病だったし」
内務省は(秘書)役には立たないがクッション役、という意味で勤め先には最適。
日本国内◆ナリタアカネ(婦警)出島派出所に勤務名前のみ拝借
特務衛星シオサキ◆管理官
「ゴーストはどうした!なぜ防壁をしてないんだ?
あいつは敵なんだぞ」
「騙して一生正体を隠したまま幸せになっちゃうの、それでいいんだよ!」
SATELLITE OUT OF ORBIT
TIME TO RE-ENTRY21:59:25
フラタニティ


2020夏・メキシコ、ユーラシア
2021・村井千歳ワクチン開発者死去
2024・大戦終結、米帝、自衛軍、半島PKF(クゼ)、鶴岡首相が暗殺、爆弾テロにて(1月末)
2024・笑い男02.01に誘拐。02.03TVにて発覚。素子日本におらず。
2030・SAC(6月6日13:00)笑い男、警察殺害予告翌週。(4月14日)一ノ瀬レポート:外務大臣亡命事件前週




○日本
ポセイドンインダストリアル(大日本技研)、義体製造とマイクロマシンそして放射能粉塵除去装置
佐川電子
剣菱重工、多脚戦車
経団連
メディテック社

○無政府地帯、経済特区
ソルス社、女性高級ガイノイド製造
択捉ルート、北方マフィア
露西亜対外情報局(SVR)
沖縄周辺、プラント、人類解放戦線(旅団)
出島、300万。

○政府
内庁(内閣情報庁)の前身、内閣報道庁(2024年当時)戦略影響調査会議、代表補佐官、合田一人。
国内外の分析、世論操作。

○自衛軍(陸自調査部)厚生省(麻薬取締-マトリ)
強化外骨格(アームスーツ)
義体(サイボーグ)個別の十一人のクゼ、9課のサイトー
アンドロイド、
バイオロイドのプロト

○日本の首都ととしての福岡
半径30kmに3500万

○東京
アメリカの核、新宿に原発、水没

○沖縄
中国の核、九州に慰霊塔

○米帝
3つに分裂したアメリカの1つで右翼的な軍事国家。南軍アメリカ。北と西。

○メディテック社
豚の臓器。義体:ジェームスン型(四角形ボックスに電脳が入ってる)。代表取締役イワサキ。

○ゴーストは顔に皮膚のシワに宿る。
差異は常にあるが高価な義体、ワンオフなので代替できないし逃亡中は施設も必要だった。
日本国内で職を得たものの本来の能力を出し切れず。
外面がいいので秘書をさせて貰ってるが、給料ではトランペットを欲しがる少年の心境。