目明しまでは圭×詩なんて考えてなかったけど、散々悟史悟史言うもんだから
ラブ要素満点の詩音には
ひぐらし全滅圭タソと謎解き、ではなくて別の方面で楽しくしてもらいたい。
魅音と絡ませると楽しいし

皆殺でた今は完全にアレだけどさ・・・。結構好き。なにより詩音と圭一だもんなあ・・・難しいこのカップル化を
成そうとするのだ。両方短気だし殺しちゃうし、そんな二人。
沙都子に関して同盟できてるなら、椅子投げた詩音を受け止めてラブでいいじゃん?



◆本文。

もう日はすっかり落ちて暗い、街だから人の減り方で朝夕を感じる。
でも俺は家に帰りたくなかったから今日も誰かのあと付いて行って泊めてもらうつもりだった、説教さ
れて取り残されるのは初めてだった。なんだよそれ、散々楽しんでいじゃないか俺だって楽しかったか
らおごっていたのに。さすがに一人では繁華街にはいれない。
警察に補導されて両親と二日ぶりの再会なんて勘弁だ、顔合わせていないが電話して興宮にいることは
告げてあるから捜索願いは出されていないようだし、好きにやっていくんだ問題は起こさない。

がやがや

救急車や酔っ払い、喧騒がやけに耳に不快に響くさっきまでは気にならなかったのにうるさい。

「雨じゃないだけましか。ふー学校行けだってあいつらも大して行ってないじゃないか、それに雛見沢
の学校はよそよそしくて馬鹿にして!それにあの女の態度・・・嫌だ嫌だ。ふん!まぁいいけどよ。街
に出ればここでも変わりない!あーあ面白いこと」

優等生とは正反対、東京でもここでも一人きりだった。
両親が教師に進学の事情、転校の理由を話してないのか小さな子どもたちと同じ教室で苦痛だった。勉
強はかったるくてやってられない。教師一人でその子たちから最長年まで教えていて、ちっとも馴染め
ない。それに委員長の女には雰囲気悪くしていると言われ釘刺さるし、規則破るのは悪いことなんて耳
にタコ出来る位聞いたよ!ここに来る前はそうして俺は下らないことに手を染めた。

「知り合いのとこまわってみるか・・・・・・・・やめとこう。連日行くのは迷惑だろーし」

大人に頼るなんて真っ平ごめんだった。
雛見沢に帰って、また知らない決まりで縛られるなら知らないままでイイ。
本当に知らなかったんだ、知らない俺が悪いのかよ?!

こんなの聞いてないと初日ずっと黙りっぱなしで帰宅して、すぐに倉庫にあった遠出の一式と親からこ
こでは必要ないとしまいこまれた貯金箱。それを探して気がつかれないように家を出た。

「一日でつまらなくなって、また街に出て遊んで・・・なにもかわらないか」

日本の何処も都市になってしまえば、深い森に迷い込んだも同然だ。似通った木しか生えないので、勝
手は知れてる以前住んでいた街の空気と似たところを探してさ迷った。

「よぉ、にぃちゃん一人でどーした」

「松さんじゃないですかーまた飲み潰れて」

「そだぞー松さま、んっ、んっーぅー」

「うわっ酒くせーな飲みすぎでしょ、それにどこから持ってきたんですかそのはっぴ居酒屋さんから?
あっそうだ、遊びに来いって言ってましたよねー」

「そーだが今日は遅いぞ、確か住んでるとこ遠くなかったか、まーいーか、んっ」

この酔っ払いは時々ここら辺で会う。
ガキたちの勝負ごとに首を突っ込んでくる困った大人だ、でも面白いこと言うおっさんなので歓迎だ。

「酔い覚ましもしたから次行くぞ」

「酒瓶持って・・・空っぽじゃん」

ふらつく足どりで歩いていく、仕方ない今日の宿のためだと肩を貸してついて行った。

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それから一夜明けた後は、アルコール抜けきったおっさんに説教された。しらふの時は知らなかったが
かなりの頑固親父だったようで失敗した、家に帰りたくないというと凄まれて普通の奴ならここで平謝
りで学校行ったり警察に世話になったりするのだろうが、俺は口先三寸で親父の芸術化肌とそりあわな
かったことにして特殊な家庭と一人狼を信じ込ませていた。

それで見習として雇ってもらったりして誤算だったが・・・まぁいい。

「おーいこっちこっち」

「はいよー」

「にいちゃーん追加ー」

「注文ねーまだ飲み足らないっ女泣かせがいるのかー」

「心配しちゃいねーよ子どももぅでかいんだから、これふたつとひとつ熱いやつ」

「ほんと元気だねー若いのは。親父結婚してたなんて始めてきいたぜ、けい兄ちゃんはおかんのとこ出
てきたんだってな・・てーへんだなぁ男つれこまれちゃー」

若気の至りでかなり前に籍を入れたが別居、そして女房のほうが若い男を連れ込んだから逃げてきたと
そういう話をつくってある。その方が色々な客が出入りする夜の店には都合が良かった。

「他人の家庭にゃ事情があるんですよー」

「そうそう旦那んとこだって、聞いてますぜーあの店のマリちゃん泣かしたとかデェートしたとか」

「よせやい」

がはははっ

豪儀な人たちだ。その中には悪いことに誘う人も少なからず居るし店主のおっさんが言うには話半分で
聞いておけということだ。酒が入って気のでかくなった中間管理職が大半でくだまいてるだけだからと
言われてがっかりした、若いんだし素直に生きてりゃいいさとも言われた。

「こちらです」

「ふぅーんまぁまぁってとこだね、別室使いたいんだがいいかい?」

「二階ですか空いてますよ、注文は」

「10分くらいアルコールなしで話すことがある、様子見て入ってきていいぞ」

その一団は特別な客らしかった。
店主自ら注文取りに行く、あと知り会うことになる園崎一族との初めての接触だった。

「あまり派手なことはするなよ。
ここいらであの人たちに目つけられること程ヤバイことはねぇぞ」

「うん、それで誰なんだよ?」

「雛見沢の鬼たちさ」

え・・・ちりん。涼しい音が聞こえた。
どうしてここで辺鄙なそこの名前が出てくるのか理解できなかった。

「まあ知らない方がいいことさ、とにかくだ。園崎って名前の人間には下手なことしないでいな」

「わかりました。俺なんて小僧ですよ悪戯しないですってそんな恐そうな話聞いたら」

「そーかねえ、あ、客だ。注文とってきな」


















見るとで睨んで
遊んで、つるんで、
それでなくなったから事情はなしたら
手伝いして、誰かの家に邪魔になって、

両親は圭一が手持ちの金なくなったら帰ってくると、でも
バイトを考えて、
居酒屋、雀荘、賭けはしないが「盛り上げ役として呼ばれた。
不良少年となっていた。

大石に目をつけられたが、何とか逃がしてもらい、そこで上役、葛西。

話しは前原家→園崎本家→葛西
「詩音さん、こちらは前原圭一くんご両親から話しが伝わっていまして」

「別に構わないじゃないですか、私と似たようなこと」
「いえ夜の仕事ばかりしているのは風評が」「」「」
「はあー大石をやりこめたなんてやるじゃないですか、私興味わきました」








『
また今年も誰かが死に鬼隠しにあう。事件を調べていると言った鷹野さんとは興宮で久しぶりに会う。
入江先生が学会に行くとかで医院は休み、休暇で図書館や資料館を見ているという。男の同行者がいた。
何か・・・よろこんでいた彼女、いつも不敵な会話ペースに巻き込まれるのだけど今は特に変だと思う。
「恋人ですか?」「いやねフフフ私が鬼隠しの真実に近づいてるからって妬まないで。彼は同志よ」
「教えてはくれないんですよね。園崎ですし」「否定も肯定もできないわ。あなたも面白い人と会ったと
聞いたけど、彼は同志になってくれそうかしら」圭一のことか。「彼、雛見沢に住んでるのよ。死ぬかもね」
え?「あ、そうか・・・」「裏切りものには死を」「あいつだって言うんですか、他にいないから」
「誰もいない。それは少し違うわね去年は居たし今年は・・・そうね出番から言うと古手家あたりでも」
それおかしいです。「オヤシロサマが?あはは」「冗談みたいに聞こえちゃうわね。フフフ」
「でも何か根拠はあるんですよね?北条家にはまだ残っている人間の数多いです」
「推測だけなら言えるけど」「構いません話半分で聞いておきます」「それでいいわ、幾つも説があった方が
面白いもの。知ってると思うけど伝説には鬼と人間とオヤシロサマが出てくるわよね、でもまだ居るのよ」
「思いつきませんけど・・・」「古手神社には言い伝えに矛盾があるでしょう、オヤシロサマは八代女子が、
とあるけど、こうも言い伝えられてる。オヤシロサマは去り供の者が残ったと、疑問に思わない?」
「ええ!確かにそうでした。神様みたいに鬼たちを簡単に従えたオヤシロサマは雛見沢から去ってしまった。
それなのに供の者には人なのか鬼なのか・・・四番目の登場人物には何の説明もない」「だから調べてるのよ」
興味深い話だと思う、毎回がこうなので話半分と言ったのに私は信じかけてる。お祭りが迫っている今だから
こそなのか・・・判別つかなかった。

綿流しの直前に圭一がドキリとさせる事を言う、沙都子が苛められているのを見て救って欲しいと。必死だし
不可解だと思った。今まで何も接点が無かったはずなのに。それに小さな子は避けていたように憶えてる。
「住人全員が結託してるのに時期もまずいの無理です」「変だぞお前まで。北条に何かされたのか?違うだろ」
鬼隠し・・・そんなものに私の知ってる人があって欲しくないのに、沙都子あんたまた私から奪うの?
「なにもないです、それに私が園崎だってことを忘れて」「忘れねーよ。園崎詩音が俺の仲間だってことは
簡単に変えられるもんじゃあない。何かできることがあるなら」「ないです。なにもない」「嫌か、どうしても
嫌なら関わらない。雛見沢には戻らない」興宮で意地汚く、楽しそうに生きてる本当の鬼。それが私。
そんな私に友達ができた。捨てられた忌み子を思い優しく扱ってくれた。人間の底の浅さを知っている。
汚さを知ってる。あざ笑ってあざ笑って・・・貶めてみたけどいい奴だった圭一。
「仲間」だって言う圭一。ただの「遊び仲間」と何が違うのかと反発した私。
好き・・・バカなところは嫌いなんだけど、悟史くんとは違う好きな所も確かに持ってる。
それは雛見沢の流儀を知らないこと、守らないこと、それが私には新鮮で好ましくて眩しく危なっかしい。
どう接して行けばいいんだか、わからない。
前に一度似たことがあった。
悟史くん・・・わたしの前から消えないで欲しかった、生きていると知りたい。

お祭りの夜、本家からの呼び出し・・・あの地下室に呼ばれると恐怖していた。「ひさしぶりだね詩音」
「はい、お姉も」「なになにー大人しいね、なにかあったの?」鬼隠しはまだ起きていないはず、あの刑事からは
絶対に連絡あると思っていた、園崎を疑いつづけてるのだから接触してこないのは変だ。「昨日の成功は
本当に感謝してる、あの前原って奴、元気してて良かったよ」「興宮じゃ浮名流してますよ葛西と二人で
楽しんじゃってますけどね。ああそうだ。むかつく大石刑事に一泡吹かせれたのは圭ちゃんのおかげです」
そういうことにしてる。「あーそれでか。知ってたんだ前原は」






』






★
詩音のところに転がり込んで、葛西に大人としてあこがれ、悟史を知って
やがて失踪した詩音・・・を探しに、雛見沢へ。
魅音礼奈レナ梨花沙都子とはなして、目明し、綿流し、+祟殺しは詩音が圭に悟重ねたから変化かな。
祟殺しの梨花拷問殺しは詩音だろうだし。







何もかわらない、こんなことしていても何処へいっても過去は消せなかった。
繁華街から少し外れた公園に一人いた。
さっきまでつるんでいた寂しい夜の町で











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詩音切ないよ詩音
悟史可愛いよ悟史


違和感 マリみてキャラである。詩音(魅音)で誰も憎まずに

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詩音
監視 帰れない オヤシロさまなどではなく園崎
葛西の力ではもう一人どうにかなるだろうが、その子が
首を縦には振らない。





バカどうしてついて来た、しかも行けない。

「大人しく部屋に帰って」

「でもでもでも」

「ここに居るだけでも一秒でも」







見捨てた。
だからもう見捨てない。
悟史のことも見捨てるつもりないし、沙都子のこともだ。

誰かを憎悪できないし、愛してしまうのはその子が居たからだろう。
その神聖さに感化された?今でも笑っちゃうんだ、家のしきたりで離され寺に
閉じ込められるのは私に対する酷い仕打ちだったはず。だったはずなのに最も
素晴らしい出会いを運命が恵んでくれた。

だから偶然にも鬼婆・お魎を殺めたときには自殺しかけるが自分からは誰かを
殺すなんてこと出来ない。梨花や沙都子は閉じ込めておくしかない。

色々と聞き出して真相を究明して、どうにか村の闇を人の闇を払おうとした。

「聞こえた」
「聞こえない」

「その優しさいらない」


最後抜け道の先で葛西を待たせて、寺へ。







「なんだろう胸糞悪い、言葉に出来ない気持ちだ」

どう言い表せばいいのだろう?
この相手に感じたことのない気持ちを持て余してる、恋愛感情とは思いつきもしない。