<したがき>

ランダムジャンプよりは危険性少ないかな、跳躍門を介したボソンジャンプだしジャンパーA級3人にB級3人・・
B級とはいえ人類初の生体ボソンジャンプ成功経験者だし、この時点ではプロフェッショナルと呼べるのでは?

ともかく月光照らす戦場へ。第四次月奪還作戦の最中、火星から無事の脱出がジョンパール分岐点かな。

火星から、ナデシコ。お届けに参りましたぁー。
鋒鋩の体で逃げた先にも戦場、孤立無援の絶望感はなくなったが
地球を無理矢理脱出した戦艦に応援はなかった。コスモスの登場まで耐えるしかない。

アキトは戦闘に出たものの・・・後ろからにひたひたと足音、蜥蜴に翻弄されて思い出す死ぬという恐怖。
ナデシコに乗ってからはこんな事なかったのに、状況は最悪。戦場。
助けはやはりキザな野郎、まイイヒトだけどね。

「」
「」
「」
「フン、俺はアカツキナガレ。コスモスから来た男」

パイロット三人娘は初対面で性格知らず、格好つけるナガレに好意的。
目輝かせるアマノヒカルと頬染めるマキイズミ、翻ってスバルリョーコは色恋沙汰に無関心。
窮地に駆けつけてくれたパイロットをわりと公正な視線で見ていた、新型エステも気になっているし。









イネスフレサンジュはプロスペクターに、ネルガル上層部との待遇約束してもらう。
会長の顔知らないイネスはナンパしてきたアカツキを軽くあしらう、知っていたとしても同じ扱いに違いないだろうけど。
ふられたロンゲはまだエリナが来て居ないのを良い事に、今度はハルカミナトに声をかけていた。

職場(食堂)のアキト視点、ユリカ嬢の悩み(アキトの事)
ウリバタケは新装備に狂喜乱舞、聞いちゃいねえ・・・
メグミに呼ばれてブリッジへ

★どこかのへや
イネスとプロス、そして二人の少女。ラピスの契約交渉。なんとか妥結したところへ。
「ところでどーしてここに居るのかしら、ただのパイロットが同席している意味ないわよね」
「んー面白いね」
木星からの来訪者である少女を観察していた優男パイロット。
「やぁ木星人なんだって、困っちゃうなートカゲで居てもらわないと」

「アカツキ!」
「怒るなラピス、誰だ?口が悪いが育ちも悪いんだ」















軍の作戦に協力、アキトが飛び出して行っちゃうのはアキト視点で。






<本文>

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つまらないミスで月の影に飛ばされてから十数分。
自身の置かれている状況を理解すると、する事も無く
達観してしまったというか、ジタバタしない方が良い事に気がついた。助けが来るまでじっと待つのみ。

「火星まで行って助けれたのに、提督を置いて帰ってきたのに・・・
戦う事がまた駄目になってこの有り様、大人しくコックでいれば良かったのかな・・・」

ガイに発破かけられて空戦フレームでチューリップ相手にしたときから、『戦闘』なんて似合わない事してきた報いかな。
でも火星に生き残った人たちを助けれたから、エステに乗った事は無駄じゃなかった。

「でもどうしてまたこれ手にしてるんだ?」

唯一無二の両親の形見、それは過去になくしていた。
これは別のもの、貰いもの。
形見の代わりにはならない、と思っていたけれど・・・こんな状況下には気休めになる。
それはネルガル内部では、チューリップクリスタルと呼ばれる火星の一部から採取される透明で蒼い輝石。
ユートピアコロニー潰した忌まわしい物体と組成を同じくするもの、忌まわしい遺跡ともまた・・・
テンカワアキトはまだ何も知らない。
・・・あの時、作業見ていた俺の元に突然やって来て渡された。

「俺が持っていても意味をなさないから、やる」
「憎いね、この色男。いつの間に粉かけたんだ?」
「っな、はずないじゃないですか?まだ名前も知らないのに・・」
「じゃあなんでお前に」
「知りませんよー、・・・どうして」

ぶっきらぼうに投げて渡された。
出会って間もないうえ、男性陣の中では警戒され避けられていたような?どうして俺にコレを?
火星出身者だから?
・・・火星で取れる鉱石の一種だと理解していた。
無くしたものとは違うと分かっているけど、両親の墓参りもできなかったから、礼を言ってありがたく貰った。
回想を終えると、諦めと乾いた笑みを浮かべていたが・・・・・・・目視できる範囲に戦闘が起こっていたのを見つける。

「やっぱりアキトは私の王子様だね♪」
「怖く・・なかったですか?」

で、助けるとこの二名の女性。
騒ぐ二人に構わずアキトはある考えに没頭する、どうして怖くなかった?死はあれほど恐ろしかったはずなのに。
そして行き着く、木星蜥蜴に怯えていた臆病者の俺、でも目の前に明確な何かがあれば・・例えば今のように戦えると。

「一番下のは?」
「一人の場合、誰かが先にナデシコに行ってすぐに帰ってくれば」

確実に助かる方法はない、犠牲が必要かもしれない。
けど・・・フクベ提督は止められなかったけど、今はまだ自分の手の中に救える命がある。選択肢がある、だから選ぶ?
でも嫌だ、自分の事しか考えていない軍みたいじゃないか?
俺はどうすればいいんだ?・・・ガイ、ガイなら・・・そうか。そうだ、そうなんだ。

「ええっ、まだ」
「いいんだ、これで行こう。全員助かる方法を選ぶんだ、何とかなるよ根性で」













ネルガル本社の方針に従って数名を受け入れ。
コスモスで修理後の事は、エリナが説明・・・。








<本文>

軍への協力。
それをエリナが自信あふれる自己紹介と共に説明し、ナデシコの主要クルーのブーイングを受けた。
けど、びしっと型にいった真面目な性格のエリナは、それでも主張を曲げようとはしなかった。
ので、通信士と操舵士は軍人という言葉に顔を諌めると
一人の優男が肩に手をまわし、説得か口説きか分からない事をして手をつねられる。
それを見て怒るエリナ。
今のエリナに会うのは初めてのラピスは、聞いた事無い怒号に泣いてしまった。

「だからお給料だって上がるのよ?どうしても納得でき・・ってそこぉっ!!!えっ?」
「ひっ!?・・・ぅ・・ひっく・・・」
「「あーあ、泣ーかせたー」」
「な、なんなの!?わたしが」
「いやなんでもない、気にしないでくれ・・」

寄り添いラピスの肩を抱いて落ち着かせる、騒いでいた大人たちはさすがに居心地悪くなり口を閉じた。
そこを狙っていたムネタケが口を開くが誰も聞いてはくれない。
結果、なし崩し的に解散していくクルー、そのなか事態を静観していたイネスはある確信をしていた。
かつてラピスの口から出たエリナとは確実に彼女、しかしエリナはラピスを知らないようだ・・・何故?
考えながら医務室へ。
与えられた職場はココ。
イネスの本職は科学者だが、火星の生活で医療技術も身に付けていた。
まずはお部屋のチェック、良い豆でコーヒーで入れれることに満足していたら、来客が三名・・・ゴート、プロス、エリナ。

「いらっしゃい、コーヒーは?ミルクは・・何処かしら」
「失礼します」
「失礼する」
「イネス博士、あとからもう一人来るけど取り合えず三人分」

当然のようにプロスが手伝い、医務室にコーヒーの香りが満ちる。
今後の事をもう少し詳しく聞こうと、エリナに問い掛ける・・・副操舵士の彼女がここに来ている理由も知りたかったし。

「さて、どうして貴女がここに?挨拶なら済ませた筈だけど」
「博士に面識を持っておいて損は無いと思って、私は実は・・・・・」
「ふぅん、けど私は第一人者ではないのよ?まぁ蜥蜴のせいで白紙に戻ったから勿論そちらにも関わるつもりだったけど」
「軍の動きに合わせてナデシコは運用される予定ですが、イネス博士には火星での経験を生かして頂くべく
相応しい職場をネルガルが用意します。とは言っても、ナデシコや助け出した人たちの職場自体が流動的でして
準備ができるまでナデシコと共に」

何処からとも無く書類を用意するプロス、それに目を通しながらコーヒーを飲む。

「ええ、そのつもりだったわ」
「物資補給をする際に、職場復帰できる方にはなるべくナデシコに残ってもらえるように計らう予定で」
「私はそうね、ウリバタケ班長と気が合いそうだから科学班と医療班を希望するわ」
「・・・そうですな。あとは」
「マシンチャイルドたちのことは後で私から追加報告があるの、それより私から質問良い?」
「」




プロスペクターが医療班に加わる事を要請し
ナデシコがテツジン白鳥の回まで何を目的としていたか、とかイネスの態度を把握してからここは書くべき。





「会長の意向。次期建造する戦艦にラピスラズリを使いたい、それは可能かしら?」
「火星で見た限りそれは可能ね、だけど・・・」
「だけど?」
「彼女だけじゃ荷が重いわ、もう一人のマシンチャイルドをつけないと」
「ちょっと!?不確定要素と報告書にあったのに、どうしても必要なの?」
「実力の問題じゃないの、精神面のことよ。あの二人、引き離すと情緒不安定になるの」
「所詮子ども、というワケ?あの娘がうろたえる顔は見てみたい気もするけれど」

早くもアキトに噛み付かれたようだ、勿論比喩であるが二人の出会いを想像は出来るし、たぶん間違っていないだろう。
初対面から高圧的なポーズ崩さないエリナと、突き放すアキトの会話は平行線をたどり・・・
二人の疎通は誰かが間に入らないと無理だろう・・・仕方ない。プロスに任せよう。

「でもホシノルリは一人でこのフネを十二分に動かせているじゃない?精神面もなんら問題ないじゃない」
「貴女は侮ってるわ・・・」
「そう?誉め言葉と受け取るわ、博士」
「二人とも思い通りに動いてはくれないわよ、火星で一年間それを体験した私が言うのだから説得力あるでしょう?
組し易しはラピスだけど・・・単独で勧誘は無理、無理やり離そうとはしない事ね」
「どうして?」
「ナノマシンを介して繋がっているから」

簡単にラピスとアキトのリンクを説明する、意思疎通ほかに知覚のほぼ全てが共有されている事など。

「厄介なものを」
「あの時は最良の選択だったのよ、戦争知らない私達は彼女の持つ力が必要だったの」


「ナデシコで戦艦オペレーションの訓練すれば?」
「現役で経験豊富なホシノルリに教育係をして、サブオペレーター登録ってところが妥当じゃないかしら」
「ではそのように手配します、ところでエリナさん。あと一人は?」
「まだ・・何してるのかしら?ちょっと待って」

ナデシコ内なら居場所はコミュケで確認できる、エリナはまだ来ないあの人を捜索。

「博士、後でいい?あいつ、手のかかる・・」

プリプリ怒って出て行った、



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アカツキの登場はなし、部屋を移動したエリナの行く先にはアカツキが居て。
「これは火星からのボソンジャンプする瞬間のテンカワアキト」
「おやおや」
「ふふ、いいわ彼」
厄介事を後回しするつもりはないが彼女のことはさておき、重要な人物・テンカワアキト。
ボソンジャンプする映像を出してエリナは微笑んだ。





<<15k-20kほどに収める、前回が長すぎた。一話からサイズ大きくなってゆくこと、ほんと悪い癖だな・・>>













<したがき>

ナデシコから一旦下りる決定を受けた火星の三名、でもナデシコを取り巻く戦況はダラダラと流れ

シャクヤク完成までは、ナデシコはネルガルの最強艦。
コスモス在るけれど和解の為に軍の手にあるので、ネルガルの意志で自由利く強い戦艦が必要。
ナデシコに乗艦したのは趣味と実益を兼ねている。
火星にはまた行かなければならない、ネルガル謹製の戦艦で艦隊組んで行くのが理想。

後続の建造を待たずにナデシコを行かせたのは、火星に残された技術奪取や
ビックバリアを象徴として、防衛に力入れる連合軍への自社製品アピール。
これは危ない橋ではあったが自社の規模、影響力を考え無理を通した。
結果は予想通り、盾のクリムゾン、矛のネルガル・・・蜥蜴に対してどちらが有用か知らせる抜群の効果があった。

「サブオペレーター?」
少し不満そうな声、プロスペクターがラピスとアキトを紹介
「次期ナデシコ完成まで」

「わかりました」
体は二つ無いので了承します、ナデシコ二番艦はコスモス
オモイカネ、正式名称SVC2027は移植されることになるのでしょう、今ネルガルは連合軍と和解して稼ぎ時ですし






エリナがボソンジャンプ実験の為に、イネスを連れて行。

その時はイツキカザマイベント発生。

テンカワアキトの行動は変わらず、かな?

まだラピス達の影響力は強くないし、ムネタケ提督は姦しくて目障りな部下たち・・・
自由な空気流れる艦内を軍化するためにパイロットを呼び、半端者のアキトを下ろす事にした。
出世の為に、色々と工作している。

ネルガルの会長達は黙認して、アキトをボソンジャンプ実験に勧誘する。
引く材料は色々、両親の事、火星から地球へのジャンプと火星から月周辺宙域へのジャンプ時の映像。




テツジンと共に月へ
★真実(本当)は目では見えない、現実は幾つかの嘘で成り立っている。



ラピス達の行く先は・・・ジャンプの試験、次期ワンマンオペレーション艦への搭乗の約束など。

「じゃあ、あの会戦で落ちたチューリップを越えたんだ?」
「・・・そうなるな、眠らされていたから分からないが」

木星蜥蜴の正体や火星の遺跡を何処まで知っているか探るアカツキ、とぼけるアキト。
ラピスを人質に真実を探ろうとするが・・・アキトの鉄火面の前に敗北。

木連の事、それは口を閉じて置くようにアカツキに言われたりするが・・・テツジン、白鳥ツクモ、月臣。
すぐにナデシコには知り渡る。




B級ジャンパー




シャクヤクの撃沈によって、Yユニットはナデシコについてしまい。
数年後の

ナデシコB
ユーチャリス
ナデシコC

まではナデシコシリーズ最強艦のカキツバタの出番となり、プランは移行していく。





次の話に、ムネタケの暴走があるからエクスバリスの製造中止工作をして
「もう諦めろ」とか「如何足掻いたって無駄だ、制圧する」とか黒百合的なアキトも描きたい。
ラピスとお揃いの装備は髪飾りに暗器。スタンガン、腕に仕込み銃・・・とか。

会長に工作を頼んだとき、兄の話とか

復讐鬼で在ったアキトはナガレとそんな話はしなかった、過去を振り返っている余裕などなかった。
白鳥の仇である月臣からも力を求め、ネルガルという両親の仇からも援助受けて
料理人になるという甘い夢を見る事を悪と考え、血を血で洗い流す生き方をしていた。

<設定その他>

アキト、黒百合。
一年間、体に慣れたけれどエステ搭乗は最後の手段。どんでん返しに使えたらいーな。
甲斐甲斐しくラピスの世話焼きが、生きがいになったりしたら・・・いやん。活躍してくれないとね。

ラピス、主人公。
準主役にアキトをして、ぷりんせすおぶらいふだしーーー・・・ラピス視点を増やすべし。
なるべくセリフにカナかな入れやすいように、台詞まわし上手く。

アキト、コック。
体鍛えるとかは無し、心の成長あればよい。TV版だと最後までアレだし・・・えーかげんゲキガンガーとか。
やめてくれないと。でもやめない方が書きやすいキャラだ。

ルリ、・・・考え中。

いつかのエピソードで、ハルカミナトが興に乗る状態なら・・・。
「やーんvかっわいーっ♪」
vはハートマークの代わりに使われる、おんぷはまんま。
(嬉しすぎて困ってる状態、ラピス、ルリ、アキトに対してニッコニコで上機嫌)








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『ラストまでの道、2005年12月21日での考え』

でも、大きく変えていく場所はある。
ここから先は電子戦争の主導権、ボソンジャンプの主導権、それらが複雑に絡まって
オリジナルキャラクターの余地は無い。
木連からの出演者ばっさり切るのは大変むずかしい判断、だからどこか攻殻のエピソードを参考になりそう
ネットワークや、戦争、架空戦記とか。

でもアキトが戦略家にはなれない、キーマンではあるけどラピスのことがどうしてもある。
だから沢山殺したり殺されたりからは離れようと努力するし、テンカワのアキトはナデシコとともに
絡んでくるだろうが・・・。屋台引けるなら手伝ってあげてもいい、かつてルリの立ち位置に投影してみる。





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