★エンド・アフ♪タっ☆

今日はいい日だ、空も青いし洗濯物も良く乾くしアスカは子供たちと少し遠いけど青い湖に泳ぎに行っている。
「ぅ、パパっ!アユがいじめたのぉ!私にセクハラするの!」
うっ、間違ってた。アスカと出かけて行ったのは長女長男、後の4人の子供たちは今
僕の周りで鬼ごっこしている。走り回ってつまずいたミキに鬼のアユが覆い被さったというわけ。
でも、セクハラはないと思う。アスカの影響だと思うけど。
「ああ、そう。でもパパもう少しお仕事しなきゃ」
よしよしとミキの頭を撫でてやる、アスカの前でしたらちょっとした騒ぎになる。
まぁ、サードインパクト前と比べれば・・・人が8人になった静かな地球では大騒ぎってことになるかなぁ?
「えーっ!遊ぼうよう!」
「パーパ、ママ居ないしっ!だからたまには怠けようよ、私と影ふみしよ♪」
四人ともって訳じゃないけど、仲良しでいつも遊んでいる。
子供の仕事だ。
こうして見ていると加持さんの言っていたことが間違っていたとわかる。
ミサトさんと早く、既成事実を作っていればよかっだけなのに。
アスカを泣かせたのは今でも恨んでいますよ。
「ねぇねぇ、パパー?あそぼっ」
「あ、そうだね。洗濯干し終わったし」
そのあと僕は4人の子供たちと赤い海岸線を走り回っていた。


そう、あの二人になった日から、赤い海と黒い宇宙。そして、青い空が生活の全てだった。
アスカは相変わらず、わがままで。
そして二人の夜は甘えんぼだった、ミサトさんの年までに10人は作るってそれが今のアスカの生きる目的で
人生楽しまないと、以前よりも前向きな彼女。
「愛してる」「知ってるわ」
初めての夜、言った言葉。結構勇気がいったんだけどなぁ・・・インパクトが終わって
残していった物は、人の物質的な破壊だけでアスカの心には
細い首だけでなく、包帯も、眼帯も、見かけだけだった。
その奇跡は神によるものだったのか、解らないけれど理由や原因はどうでもよかった。
アスカは前以上にはつらつと生きているのだから。
「だらしないわねー」
「しょうがないだろ、今日は忙しかったんだ?4回で我慢してよぉ」
アスカは年を重ねるごとに綺麗になっていった、僕の体は逞しくなった思う。
でも夜ではアスカに負けてしまう。
23才で6人の子持ちになるなんてって言ってたけど、初めての子供を16で生んでくれたアスカ。感謝しているよ。
幸せだから僕みたいなケモノ男も許してあげるって、憎まれ口は相変わらず。
「えっー、どうして取ってこなかったの?」
「でも、必要ないと思って」
「私とって来る」
破壊されつくした廃墟から色々とさがしてくるのが日課、誰かのDATを見つけたり車の残骸があったりと殺風景な所。
街にはたくさんの物があふれかえって、ただ壊れているけど。
「先んずは食料、でもそれは15年くらいは安泰ね」
初めて近くの街らしき所を探した時に、非情食料は確保した。
昼間の暑い日ざしの中、探し生活していたら。
解った事がいくつもあった。2年間で植物が生えたこと、昼間の熱さが和らいだこと。
「季節が変わっているのよ、アレでね」
半分の綾波を指差す、アスカによればサードインパクトでまた地軸が傾いていると言うこと。
人は僕たちだけしか居ないということ、アスカは機械を弄繰り回して説明してたけど・・・理解は出来なかった。
ただ、この星には僕たちだけなのか・・・そう思っただけ。
「いつまで励むの?」
「何?私のこと愛してないの、やっぱりオカズにしておく方が手間が掛からない女なのね?」
小さくなってメソメソしない、そして流し目もしない・・・ベッドの上で。
どうでもいいけど、病院での事持ち出して回数増やすのはちょっと・・・疲れてるんだよ、僕。
あのことで前ほど落ち込むとか、そんなことはない。
ただ、毎日が忙しくてそんなこと考える時間がないのもあるだろうけど。
子作りに励んでいるところを、年頃になった子供たちに見られるわけには行かないし。
「いいよ、してあげる。おいで」
腕の中に誘い込んで熱い夜をすごす、あと10年くらいかなこんな感じかも。
子供たちも大きくなるし、アスカの胸の張りも。失礼な予想をするシンジ。残念ながらそれは外れるんだよ。


「ひつこいなぁ、はぁ」
ため息、鬼ごっこの鬼がミキになった時点でわかっていたけど。
しっかり父親してる僕、不安はあったけど。父さんみたいに逃げれないかったので実践しなければならない。
まぁ、進んで逃げるなんてしないけど。アスカが居るから。
走りつかれてきたミキと、鬼の陣地に捕まってる子供たちが声援を上げている。
そろそろ、捕まってあげようかなアスカ似の愛する娘に。
「あれ?ママ?」
水着姿の愛妻が走ってくるのをアユが見つけたらしい、まずい。
でも仕事をサボってることよりたぶん鬼ごっこに混ぜて欲しいんだろうな・・・へっぽこ、とかカイあたりは思ってるよ。
「こらぁっーー!シンジ、私が泳いでる間に何してるのー」
ああ、君は相変わらずスタイルいいね。でも、今日の熱さだからって水着はマラソン用のものじゃないよ。
そのまま、僕を追いかけていたミキを抱きこむと浜辺に引っ張っていく。
「あ、ミキ、ママの足ふんだ・・・あーあ、いいあらそってるぅ」
のんびりやだねアイ、君のそういう所は僕と似ていて安心するよ。
お昼、作っていよう。それまでにアスカたちも言い争うのに疲れて家に来るだろう。
「「パパ、どこいくの?お昼、そう」」
「手伝いするぅ、煩いミキがいないから早くすむね」
アユ、君の鋭い指摘はアスカ譲りでかっこいいと思うけど悪口はまねない方が可愛いよ。


楽しい昼食と夕食がパパッと終わり、入浴も一騒動あったけれど順調に終わる。

「ねぇ、シンジ。輪廻って信じる?」
事の後、ぼーっとする体と頭。感じるのは抱き寄せてるアスカだけ・・・
「輪廻か・・・わからないよ」
「ふふっ、ひさしぶりね。シンジがさじを投げたのは・・・私はね、信じるよ」
月明かりにキラキラと反射する、アスカの青深い瞳を見つめて・・・
「だって精々生きて100位じゃない、人間ってだからね。人生の五分の一はシンジと会えなかったのよ、勿体無いわよ」
「確かにそうだね」
うなづく、五分の一は大きいよ。確かに。
「だからね、今度生まれ変わったらシンジとずっと一緒に居られる。幼馴染が良いな」
「 ふぅーん、家も同じ?事情とかあって?」
「うん、そう!それ採用!」